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微笑む麗奈。
「ところで話変わるけど海を見に行かないか」
「海。うん。悪くないね。海を見に行こう」
一臣の話に答える麗奈。
「じゃあ海に行こうか」
一臣はそう言うと海を目指し車を走らせ、30分ほど走らせたところで海へと辿り着く。潮風が頬を撫で磯の香りが鼻を擽る。2人は車から降りて砂浜を歩いていた。
「綺麗な海だね」
「うん。この間、たまたまここ見つけたんだよな」
「人もいないし静かでとってもいい場所ね」
「そうなんだよ。穴場だと思ってさ」
「一臣の言うようにここは穴場だね」
そう言うと麗奈は笑みを浮べた。
「そうだよ。ここはとっておきの穴場スポットだよ」
――――思ってたより普通に出来てるな。
――――もうちょっとギクシャクするかと思ったけど杞憂の様だったな。
等と考えながら上機嫌に答える一臣。
「ホントにそうだね」
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