4章

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 微笑む麗奈。 「ところで話変わるけど海を見に行かないか」 「海。うん。悪くないね。海を見に行こう」  一臣の話に答える麗奈。 「じゃあ海に行こうか」  一臣はそう言うと海を目指し車を走らせ、30分ほど走らせたところで海へと辿り着く。潮風が頬を撫で磯の香りが鼻を擽る。2人は車から降りて砂浜を歩いていた。 「綺麗な海だね」 「うん。この間、たまたまここ見つけたんだよな」 「人もいないし静かでとってもいい場所ね」 「そうなんだよ。穴場だと思ってさ」 「一臣の言うようにここは穴場だね」  そう言うと麗奈は笑みを浮べた。 「そうだよ。ここはとっておきの穴場スポットだよ」 ――――思ってたより普通に出来てるな。 ――――もうちょっとギクシャクするかと思ったけど杞憂の様だったな。  等と考えながら上機嫌に答える一臣。 「ホントにそうだね」
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