6章

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 そこに一臣がやって来る。 「おはようございます」  誰もいないと思って小さい声で挨拶する一臣。 「おはようございますぅ」  それに七瀬が答えると一臣は慌てて声の方を見て話し掛ける。 「あれっ、七瀬さん早いですね。あー、そうそう。昨日はありがとうございます」 「どういたしましてぇ」 「本当に助かりかりましたよ。気持ちの整理もつきましたし」  本当に助かったな。話すと楽になれる事もあるって言うが本当だな。こんなに早く気持ちの整理がつくとは思わなかったよ。 「それなら良かったですう」  そっかー、気持ちの整理ついたんだね。それなら良かった。あーあ、そうだ。一臣さんに気持ちを伝えるんだった。今度は僕の方からお願いしなきゃ。 「あつ、そうだ。今日の夜今度は僕の相談のってくれませんかぁ」 「相談ですか。構いませんが僕で良いんですか」 「むしろ一臣さんにしか頼めないというかぁ」 「それなら良いですよ」 「お願いしますぅ。じゃ、またプランタンで18時に」
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