5章

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「ところでこの後どうする」  一臣を見詰め不意に訊ねる麗奈。 「ここ出てからの事か」  それに一臣が不思議そうな表情を見せ答える。 「うん。そう」 「まだ、決めてないけど」  すぐさまにそう答える一臣。 「それなら、良かったらだけど家に来ない」  麗奈はそれに笑みを浮かべて返す。 「麗奈の家にか」  一臣はそう言うと少しの間考え込み、それを見た麗奈が不安そうに話を続ける。 「うん。嫌じゃなきゃだけど……」 ――――嫌な訳じゃないけど、何か緊張するな。 ――――それに、家に行くって事は……。 「うん、じゃ麗奈の家に行くか」  暫し考えた後一臣はそう答える。 「本当、それなら良かった」  そう言いながら笑みを零す麗奈。
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