6人が本棚に入れています
本棚に追加
誰かが己を呼ぶ声が聞こえる。
祖母の声にも似ている様な
魄の声にも聞こえる様な
知っているような知らない声。
「寝てる暇なんてねぇだろ?」
うるせぇよ。
一番知らない声に苛立ちを覚える。
知らないはずなのにそいつに言いたい事が山ほどある。
「テメェの女が大変な時に傍にいねぇ奴に一番言われたくない」
一番はそう言われずにはいられなかった。
最初のコメントを投稿しよう!