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----ガァン!と、双方の刀がぶつかり合う。
ララはいつもの大剣では無く、黒く細い刀を闇神の刀に力の限りぶつける。
西の御所で豪鉄に使用した刀。
豪鉄の覇冑石よりも遥かに硬いその刃は何処の素材でできているのかは不明のままだ。
しかし、闇神が自身の神力で作り出した刀にはそれすら無意味かもしれない。
「相変わらずよく分からねぇ刀だわ」
合わさった刀の影から何かが湧き出てララの刀を錆らせていく。
何度か刀が交わえば確実にララの刀が折れるだろう。
しかし、時の神力で状態を戻し維持をすれば問題なく刀は使い続けられる。
鍔迫り合いの中、ララが身体を捻り蹴りを入れようとするのを闇神が影を使って逆に足を切り落とそうとするが、時間を停止し影を止め、そのまま闇神に蹴りを喰らわせる。
無理やり時間を解除し、片腕で防御した闇神がララに蹴り飛ばされる寸前に影でララの足を掴み巻き添えを喰らわせた。
崖の先にある森に二人が吹っ飛ぶ。
だが、ララは逆再生で元の場所へと戻り、闇神は影の中に入りララの影を伝って刀を上に突き刺す。
「うぉっと」
それを紙一重で回避する。
影から出てきた闇神に向かって刀を振り下ろし、それを受け止めればドンッと衝撃波が放たれ崖が崩れる。
「闇神だー!!」
崖から落ちるララと闇神に気付いた侵略軍が弓矢を用いて二人に目掛けて撃ち放った。
ソレを崖のかげが触手へと変わり矢を全て払い落とし、反対に下にいる侵略軍達に向かって影が落ちる。
落ちた影は無数の針のように細くなり侵略軍達の身体を貫いて行った。
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