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「上は賑やかだなァ」
騒ぐ馬鹿共の大宴会にはまだ人数は足りない。
「では、俺がその宴会に参加しよう」
北に協力をしている大陸の神人。
長い黒髪に青白い肌、彫りの深い顔立ちの長身の男が側近を連れてやってきた。
「高みの見物で暇をしていた所だ」
「·····ちょっと闇ちゃん誰?あのイケメン紹介してよ」
中々見目麗しい見た目の男に目の色変えて敵だと言うのに闇神に聞いて来た。
「·············」
名前なんだったっけ?と、首を傾げた闇神に男だけでなくララまでもが固まった。
「お前、流石にそれは失礼じゃね?オタクの味方の他国のお偉いさんだろ?」
興味無い事に対してとことん興味を示さない性格がアダになったのか本当に名前なんだったかと、遂には本人に聞くしまつだ。
「 貉凰!何で味方の王の名前覚えてないんだ!?」
「人の名に興味なかったから」
協力しているが、この暴君をぶん殴りたくなった。
「貉凰君?そんな病み神様の所いたらこっちまで病んでくるぜ?こっちに味方しない?」
「蕃神が白昼堂々と勧誘してきた!!」
南の蕃神どころか倭の国土の四神はろくでもない奴らの集まりだと言われていた事を貉凰は今更思い出した。
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