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イッたばかりの僕は、されるがまま、ガクガクと揺さぶられるだけ。
「カナ…っ、…っん、ぁっ!」
先輩の腰がグッと押し付けられ、
生でしてたから僕の中でぺニスが脈打って、何度目かの白濁が腹の中で熱くドクドクとダイレクトに伝わった。
息を乱しながら、先輩が僕の背中に重なった。僕も力尽きてペタりとうつ伏せになった。
うつ伏せのまま二人 重なり余韻に浸った後、ぺニスを抜かれた瞬間に白濁がツゥーっと中から垂れてきたのがわかった ―――…
僕には恋人がいる。
とても素敵な恋人。
僕を、大事にしてくれる。
里央先輩は僕の事を奏多(カナタ)ではなくカナと愛しそうに呼ぶ。
愛しいその声を聞き
そっと瞼を閉じる。
その声が心地いい―――…。
ハスキーで、それでいて艶のある声。
大好きな声。
僕はそれが嬉しくて、先輩に呼ばれる度に顔が緩んでしまう。
セックスしてる時もそう。
『カナ 可愛い』
『カナ 好きだよ』
『カナ… カナ…』
僕は愛されている。
その声で、その唇で、僕の名を呼ばれるのが好き。
カナと言いながら里央先輩は僕の中で必ずイク時 中出しをする。
その処理も先輩がしてくれるから良いけれど。
好きな人が愛の行為の証明として
僕の体でぺニスを勃起させ、白濁を出す。
セックスが終わった後に毎回 思う。
僕が女であったならと。
瞼を開けると
これは現実なんだと思い知る――――…。
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