340人が本棚に入れています
本棚に追加
第一章 運命の出会い
第一章 運命の出会い
私は、結城あゆみ。三十九歳、独身。
大手メーカーで派遣社員として働いていた派遣期間が切れて、今日からニートである。
十代の頃、早く大人になりたかった、どうしてって、大人になって、どうしても叶えたい夢があった、それは結婚。
二十代で素敵な男性と出会い、結婚する、そして素敵な家庭を築く、子供は二人位欲しいなあ~、子育ても落ち着く四十代はバリバリと仕事をして、休みは家族と過ごす。
ところが現実は・・・彼氏なし、子供なし付け加えて仕事なしのないない尽くし。
あ~、どこで間違ったのか、このまま一人寂しく人生が終わってしまうのか・・・
具合が悪くなっても、お見舞いに来てくれる彼氏もいないなんて。白馬の王子様は現実世界にはいないのか。
あ~そんな事言っている場合ではない、次の仕事探さなくちゃ。
私は仕事を探すべく、パソコンを開いた、
もう、時計の針が深夜零時を回ろうとしていた。
最初のコメントを投稿しよう!