大事な物(140字の小説)

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大事な物(140字の小説)

クーラーの冷気が僕の顔にふりかかる、ある夏の日。 甘美な誘いが私を引き込む 浅い眠りの中に感じる至福のひと時 いつまでも続いて欲しい。 その願いも虚しく、現実の世界に引き戻される。 「1時よ。いつまで寝てるの。仕事に遅れるよ。」 お昼寝は、子供と年寄りには欠かせぬ 大事な物。 若者には解るまい。
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