猫の涙
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「あの、大丈夫ですか?」 顔をあげると、一人の髪の長い女の子が僕の顔を心配そうに覗き込んでいた。 「救急車、呼びましょうか?」 もう一人の女の子が訊ねた。あと一人は後ろで立ち尽くしている。 「‥‥‥大丈夫、です。すぐ落ち着くんで、多分。ありがとう」 喉から声を絞り出し、立ち上がって駆け出した。缶ジュースが手汗で滑って落ちてしまい、拾ってまた走り出す。
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