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綺麗な景色を見て誰かと共有したいと思ったら、それはその人を好きってこと。
そう夏彦さんは言っていた。
ということはーー。
とくん、と胸が鳴った。
切なさと熱が心全体を満たしている。
ーー僕の好きな人は、夏彦さんなんだ。
メールが来るのが楽しみだったのも、話していると気持ちが高揚するのも、彼が離れていくのが怖いと感じるのもーー。
全部、尊敬や憧れとは違う特別な感情からくるものだったんだ。
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