2 血の女王

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2 血の女王

 昔、西洋にある小さな国の女王が、永遠の若さと美貌(びぼう)を望んだ。  (めい)を受けた魔女は、毎日、国内の若い女を狩った。若い女の生き血を浴槽(よくそう)に入れて、女王に浴びさせ、女の脳みそから作った薬を女王に飲ませた。  女王はいつまでも若く、美しいままだった。  数十年後、子供を産む女がいなくなった。  国は滅んだ。
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