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「これで心置きなく森下くんのありとあらゆる部分を嗅げる!」
「ちちちょっと、何言ってんのッ!?」
まさかのド変態発言!
そうだ、忘れてた。
彼女、根っからの変態だった。
っていうか、心置きなくってことは今まで遠慮してたってこと?
焦っていると神楽坂さんは僕の首筋に唇を寄せて軽く吸い付いた。
「これからよろしくね、変態くん」
首筋に彼女の吐息を感じながら僕は頷いた。
「う、うん。こちらこそよろしくね、変態さん」
お互いに匂いを嗅ぎ合う変態カップル。
登校時に彼女と巡り合えたのは運命だったのかもしれない。
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