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二条がそうしていた頃…成宮たちはモヤイ像の近くで張り込んでいた。
成宮孝介「さてさて…どんな野郎が来るのか楽しみだな?」
成宮圭介「静かにしろ孝介…気付かれたらどうする?」
成宮孝介「バレやしねぇーよ。兄貴は心配し過ぎなんだよ」
成宮圭介「お前が…警戒心がなさ過ぎるだけだ」圭介はそう言うと不満気な顔をして…眉間にシワをよせる。
このタウン区において渋谷と新宿はこのキャッスルアイランドに住まう島民の居住エリアの一つとなっておりバトルエリアとは異なっていた。原則…このエリア内における戦闘は禁止でここに集まるのは島民か?何らかの事情で街に訪れるDOA参加者である。
そして現在2人は…学園の生徒だとはバレないように島民に変装をして渋谷駅近くのモヤイ像周辺エリアから誰が来るのかを見張っている訳である。ちなみに島には…各区を繋ぐ鉄道が通っており…たいていの人間はこれを使う訳である。ややこしい街を作ったもんだな?なんて成宮が考えていると…彼が操る青年に男が話しかけてくる。
男「約束は守ったようだな?よかろうついて来い」
青年「はい」圭介は少年を機械虫で操りながら…適当に話を合わせて男について行かせる。その様子を見た孝介はこう呟く。
成宮孝介「んじゃ…俺はリサっちに連絡するかな?」そしておもむろにスマホを取り出して誰かに電話をかけ始める。
プップップッぷるルルル♪♪♪
リサ「孝介?どうしたの?」
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