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サーカスの入口には長蛇の列ができており…道行く人たちは訝しげな目で二条を見詰めていた。
大竹「すまないねぇ!!?彼らはいつもああなんだ!!」
二条達也「いえっ気にしてませんよっ!!!?」大竹のその言葉に二条はそう返すと…少し目を細める
パステロ「んなこと言って?ほんとは気になんだろ?」
二条達也「バカッ!!?んなこと言ったらあのおっさん機嫌損ねちまうかもしんねぇじゃねーか?」
パステロ「良いんだよ?それで?この分じゃまた今回も冬平の手助けが無くちゃてめぇは真実には辿り着けそうにねぇーなぁ!!!?」
二条達也「はぁ?ふざけんなよ!!?部長の力に頼んなくてもぜってぇ解いてみせらぁ!!!?」
パステロ「はいはいっ口だけ男の決意表明が終わった所でここに座りますかね?」二条の能力で創り出したパステロくんはそう話すとやれやれと言った顔をして席に座る。
二条達也「おいっ勝手に座んなよ!!!?そこ人の席かもしんねぇだろ!!!?」
大竹「良いんですよ二条さん!!?ささっ貴方の席はこちらです」大竹はそう言うと…ニコッと笑ってその場を後にして行った。
二条は大竹の背中を見送りながら…物思いに耽って…天井を見上げる。天井は普通のサーカス団のテントと同じような感じになっており何ら変わった所はなかった。
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