恵美子

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「体を売れって 言って来たの」 「何で 私の事嫌いに成ったからそんな事させるの聞いて見たの」  「栄治 仕事余りしなくて 首に成ってた それでも遊んでて  借金作ってたの」 「栄治が泣きながら 謝るから 私働いたわ」 「半年ぐらいたった時 家に少し早く帰ったら 貴方の鳴き声が聞こえたの」 「部屋に入ったら 貴方部屋の隅で泣いてたわ 栄治は隣の部屋に居たの  裸の女の人と 抱き合ってた」 「私 貴方と貴方の服を持って 一緒に働いてた  お姉さんの処に逃げ込んだの」 「それでまた 借金が出来たのよ」 「お姉さんにアパート紹介してもらって 住んだのが美穂さんの隣の部屋」 「住んで1年位は 貴方を連れて働いて居たの」  「お姉さんたち 皆で貴方を可愛がってくれたわ」  「一度お姉さんに そろそろ子どもの事も考えなさいって  言われて 借金がまだ残ってたのよね」 「その頃かな 恵美子さんとお話しするように成って   美穂さん2歳位だったかな」 「私が休みの日 美穂さん連れて 部屋に来てくれて   貴方と美穂さん二人で何時もおもちゃで遊んでた」  「恵美子さんに 色々聞いて貰ったわ」 「後 お料理も教えて貰った」 「まだ何も知らない時だったから お母さんみたいだったな」 「そう 美穂さんが2歳か3歳位の時 言葉を覚えて」  「拓哉の後ろ歩きながら お嫁さんって言ってたのよ」  「拓哉の服持ちながら お嫁さんって言ってたわ」
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