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出会い
「仕事は 慣れた?」
拓哉が聞くと
「まだ 覚える事多くて 先輩達にご迷惑おかけしてばかりです」
笑顔で美穂は 拓哉を見て答えて来た
「お名前は」
拓哉がビールを飲み干し乍ら聞くと
「進藤美穂と言います 工藤さん研修の時の講師でしたよね」
美穂は拓哉を 懐かしむような顔で答えた
「覚えてたの?」
空き缶を振りながら拓哉が聞くと
「ええ・・演台に立った姿を見た時
何処かでお会いしたような気がして」
美穂が笑顔で答えて来た
「そうだね 俺も進藤さんと何処かで会った様な気がする」
拓哉も美穂を見つめ
記憶を呼び起こそうとするが思い出せない
「大学は?」 拓哉が質問した
「○○大学です」 大きな目で拓哉を見ながら美穂は答えた
「違うか 趣味は?」 拓哉が聞くと
「映画と旅行が好きです 色々知らない土地の美味しい物食べるのが」
大きな目を動かしながら 美穂が拓哉に言って来た
2人 色々と話したが 接点は見つからず 思い違いだねと笑い有った
「映画は 何が好き?」
拓哉は北沢の持って来たビールを受け取り
飲みながら美穂を見た
「私 マーベルの映画好きなんです 今週新しいの始まるんですよ」
美穂が楽しそうに目を光らせ話す
「本当・・私も大ファン」
拓哉も嬉しそうに話し始めた
2人が映画の話で盛り上がり 時折二人笑いあうのを
北沢と女の娘が 見ながら話していた
樋口は背の高い女の娘と 熱心に話
拓哉達を見る事も無く
酒井は時折北沢と話しながら 隣の女の娘と話を続けていた
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