第3話「サードループ」

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数秒後…本がパタンっと閉じる音がして…二条が高咲に声をかける。 二条達也「はぁ…やっとお目覚めって訳かぁ?なぁ高咲?先生をあんまりもて遊ぶもんじゃねえぞ!!?」 美亜「先生?そんなところにいらしたんですね?何なんです?こんなところに私を連れて来てどうするおつもりなんですか!!?」 二条達也「はぁ…どーもしねぇーよ!!?誰がてめぇみたいな殺人鬼を煮るんだっつぅーの?」 美亜「ウッフフフ(笑)!!!?そう言って頂けてご光栄ですわ!!?」 ??「二条!!?それ以上その子に何を言っても無駄よ!!?」 二条達也「わかってんよ!!!?それよりやんのか?」 ??「もちろん!!?その為に彼女をここに連れて来たんだからね?」女はニンマリ笑ってそう言うと…不敵な笑みを浮かべると近付いて行く!!? そして…高咲のネクタイを引っ張るとこう告げる ??「これから貴方の心理の世界を覗かせて貰うわっ!!?」女はそう言うと高咲の頭にそっと手を乗せるっ!!? 数秒後…「ぐあぁあぁあっ!!?」という高咲の声が響き渡り…女は薄ら笑いを浮かべて…高咲をジッと見詰めるっ!!!? 今思えば…この時に彼女を殺せていれば…あんなことにはならなかったのかもしれない…。だが…観測者の使命はむやみやたらと歴史を改変することでも都合の良い世界に作り変える事でもない。二条はそれをわかっていたから…彼女を殺しはしなかった。そして後にこの選択が彼女の中の「TRIGGER」を引くキッカケに繋がる事はまだ誰も予想できてはいなかった。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪                     END  二条がいる世界で「サードループ」と言われる現象が起きてる原因の一つである「高咲美亜」を「捕獲」した二条たちは彼女の深層心理の世界の中に残っている「NOAH」について探り始める。そして高咲は「まどろみ」「第4話へ続く」
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