第3話「サードループ」

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二条が病室のベッドで横たわっていた頃…この世界を別の角度から見ていた少女は…ただ1人そこに立っていた。ボクにはやり残した事がある。ボクにはやり残した事がある。ドクンっという鼓動の音が響いて…彼女の内側から溶けて行く。 ??「ひっうぅ…辞めて下さいっ!!!?どうかこの子だけは?」 美亜「何で辞めなきゃいけないのぉ!!?ねぇ?それ?私に貸して…(笑)!!?」高咲は笑顔でそう言うと…ゆっくりと女に近付いていく。 美亜「ウッフフっ(笑)!!?ねぇ?怖がらなくても良いよ!!!?すぐ楽にしてあげるからね?」 美亜「大丈夫?ねぇ?安心して?痛いのは最初だけ?すぐに慣れるから」 ??「やっや辞めてく下さいっ!!!?私の命だったら差し出しますからどーかどーかこの子だけは」 美亜「おばさん?怖くて気が動転してるんだね?おばさんが居なくなったらその子はどうやって生きていくの?」 美亜「きっと無理だよね?ここで私が見逃してもその子は近い将来きっと死ぬ事になる。」 美亜「だったらここで私に殺されて人生の「糧」になった方が良いと思わない?」高咲はニンマリ笑ってそう言うと…女の首にナイフを突き立てる。 数秒後…突然…赤子が光り始めて…情景が変化し始める。そして高咲美亜は叉も終る事のない8月23日をループする。ベッドから起き上がった高咲はカレンダーにナイフを突き刺して…苛立ちを募らせる
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