第3話「サードループ」

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そんなことがあってから数日後の夜…1人の青年が変わり果てた姿で発見された。 「本日未明4時過ぎ…練馬区にあるアパートの1室で1人の青年の遺体が発見されました。殺されたのは練馬区3丁目に住む…大橋和樹。繰り返します」 「本日未明4時過ぎ…練馬区にあるアパートの1室で1人の青年の遺体が発見されました。殺されたのは練馬区3丁目に住む…大橋和樹と見られていて警察が事件の詳しい概要を調べています。」TVからそんなニュースが流れてきたのは…高咲が24回目の8月27日を過ごしていたそんな昼下りだった。 そしてそれを確認した彼女はニンマリ笑うと…「36回目ともなると…私も鮮やかだなぁ?」と言って称賛の声を漏らす。 それから数日後…「よしっ!!!?今日も予定通りに学校に行きますか!!?」と言って…立ち上がると高咲は部屋を出て行った。そしていつもの通学路を通って…彼女が通う「私立桜ノ宮女学院」の前まで来ていた。 校内では…先日あった事件で大騒ぎになっており…恐怖とも感嘆に近いその声は高咲に活力を与えていた。 高咲美亜「心の声(ウッフフ(笑)!!?騒いでる?騒いでる?皆よっぽど暇人なんだね?そんなローカルなニュースで大騒ぎするなんて?)」
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