第3話「サードループ」

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その様子を見詰める1人の女生徒は彼女の異変に気付いていた。そして…事象改変の異能力で校内に新任教師として赴任していた二条もまたそれに気付いていた1人だった。 ??「二条?彼女が森崎だ?2012年にあった事件に関して覚えているだろう?」 二条達也「覚えちゃいるが…ほんとにあれがあの事件の犯人なのか?」 ??「そんなに疑うならアカシックレコードにアクセスして見てみると良い!!?そこには彼女こそがあの事件の犯人であるとしっかり明記されている」 二条達也「いまいちわかんねぇんだよな?この能力の事もあの女の事も」 ??「シッ彼女に気付かれる!!?それじゃ僕はこれで!!?」 二条達也「あぁ!!!?また後でな?」二条は女の言葉にそう返すと…その場を立ち去って行った。 数十分後…チャイムが鳴り響いて…教室のドアが開く。 ??「早速だが皆に新しい先生を紹介するっ!!?入ってきてくれたまえ!!?」 ??「彼はこの9月より君たちの副担任をする事となった二条くんだ!!?」 ??「これからは私と二条くんで君たちの授業を受け持って行く事となる。」 ??「それでは授業を始める。まずは25ページを開いて」高咲のクラス担任の大西という男性教諭はそう言うと…黒板に何かを書き始める。
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