衝撃的な出会い

4/8
前へ
/265ページ
次へ
あっ、もしかして―― 「何? 人の顔ジロジロ見て」 「瑞、整形した?」 我慢できずに聞いてしまった。 「は? 整形なんかするわけない。痩せたらこうなっただけだ」 「痩せたらこうなったって……本当にそれだけ?」 どうしても疑ってしまう自分がいる。 だって…… 普通レベルだった瑞が、こんなにもイケメンに変身するなんて、到底信じられないから。 あまりにも衝撃的過ぎて、全然気持ちがついてこないよ。 それに、気づいたら私…… こんなにも心臓がドキドキしてる。 この人は、幼なじみの瑞だよ。 ただの「幼なじみ」にどうしてここまで緊張しなくちゃいけないの? 「うわぁ、久しぶり、元気だった?」って、再会できたことを素直に喜べばいいだけなのに。 なのに…… この胸の高鳴りはいったい何なの? まるで目の前で超魔術でも見せられてる気がして、やっぱり動揺が隠せない。
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4757人が本棚に入れています
本棚に追加