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台湾有事
時は2030年8月15日終戦記念日俺は航空自衛隊員幹部として広島平和式典に出席していた。
司会女性
『皆様本日は広島平和式典にお集まりいただきありがとうございます』
司会女性
『これより航空自衛隊員織田大護さんよりご挨拶していだだきますのでよろしくお願いいたします』
大護
『皆様本日はお日柄も良くこうして広島平和式典に出席できたことを光栄に思います』
司会女性
『織田さんは航空自衛隊員として様々な任務を受けてこられますがどんな任務が大変でしたか?』
大護
『やっぱり自分はアメリカ軍との合同軍事演習が大変でした』
司会女性
『大変な激務お疲れ様です。今はどこの部隊に所属されているんですか?』
大護
『沖縄から南の馬尻島第7空自部隊に所属しています』
司会女性
『ありがとうございます。それでは最後に観客席に一言お願いいたします』
大護
『皆様の安全を全力で守っていきますのでよろしくお願いいたします』
司会女性
『はーい織田さんありがとうございました。これより川野次郎首相より挨拶がありますのでよろしくお願いいたします』
式典の挨拶が終わり俺は元の部隊にもどるべく空港に向かった。
公貴
『よっお疲れ』
大護
『あー公貴かお疲れ』
公貴
『おまえよくあの式典で堂々と話せるな』
大護
『バーカ緊張してたに決まってんだろ。目の前が真っ白になってたわ』
公貴
『それはそうと昨日のニュースみたか?』
大護
『ん?なんかあったけ?』
公貴
『中国が魚釣島に領海侵犯したらしい』
大護
『あーそんなのいつものことじゃないかどうせ嫌がらせだろ?』
公貴
『いやいや今回は漁船団つれて率いて海自まで引っ張りだされて大変だったらしい』
大護
『まぢかぁそういえばあいつ海自所属だったよな?名前なんだっけ?』
公貴
『聡一郎だろ』
公貴
『あいつすぐに出世していずも空母艦長になってんだぜ!』
大護
『げっ、そういえばあいつの親父さん幕僚だったもんな』
公貴
『まぁまぁ親の七光りはしょうがない。俺たちはのんびりやろうや』
俺たち二人はしばらく昔話に花を咲かせて上官や部下の悪口をいっていた。
そして午前0時、流石にうとうとしだしたら事件は起こった。
スマホ
『だだだん♪だだだん♪だだだだだん♪』
搭乗している全員のスマホが突如として鳴り出したのだ。公貴は青ざめた顔になり俺と顔を合わせる。
公貴
『おいこれは軍事侵攻の緊急アラートじゃねえか』
大護
『ああついにきたのかもな』
大護
『俺は上官に連絡とってみるからおまえは今回のアラートの情報集めてくれ』
大護
『お疲れ様です織田です。今回のアラート何があったんですか?』
武田
『おー織田かちょっと俺のほうでも情報が錯綜していてよくわからんが中国が台湾に向けてミサイルを発射したらしい』
大護
『武田少佐それはやはり台湾有事ですか?』
武田
『ああ詳しくはわからんが本営より第7空自部隊にパイロット全員出撃命令が下った。おまえと公貴も戻り次第出撃することになるからそのつもりで帰ってこいよ』
大護
『わかりました。午前8時には戻ります。。。』
武田
『俺も忙しいからこの辺で通話をやめるぞ詳しくは基地に戻ってからだ』ッーッー
大護
『公貴何か分かったか?』
公貴
『ああどうもサイバー攻撃を受けたらしい。アメリカとの海底ケーブルが切断されて一般のインターネットが使えなくなってるらしい』
大護
『これは今まで以上に本格的だな。武田少佐より戻り次第出撃命令が下るから飛行機が到着するまで寝るぞ』
公貴
『うわー俺寝れる気しねー』
大護
『睡眠薬飲むか?』
公貴
『おーありがとう』
飛行機は沖縄について米軍基地より臨時の輸送機に乗ることになった。
公貴
『うへーアメリカ軍基地初めて入ったけど戦闘機の数がヤバイな!』
大護
『第6世代戦闘機35Bだな。あっちにはオスプレイもあるぞ』
公貴
『流石合衆国あいつらも出撃するつもりかな?』
大護
『ああ安保理で同盟結んでるからな』
大護
『ただアメリカにとってはなんのメリットもない戦争だから後方支援が主になるらしいぞ』
公貴
『まぢかぁ。クリントンさんどうにかできんかったんかな?』
大護
『世論もあるし仕方ないだろしばらくは俺たちで国を守って腰を上げてくれるのを期待しよう』
公貴
『ああ。まぁ俺たちには国産戦闘機F3があるし海自にはレールガンがあるぞ』
大護
『レールガン!?試作段階でまだ実用化は無理だと思ってたけどついに実用段階までいったのか』
公貴
『ああまだまだ問題山ずみで艦内の電力ごっそり持ってかれるらしいがイージス護衛艦令和大和に実戦配備されてるらしいぞ』
公貴
『なんでも大量の電力を発現する装置の開発に成功したらしい』
大護
『へぇ知らなかったな超電導で玉を打ち出すらしいが連射はできるのか?』
公貴
『それが砲身の耐久は一回の戦闘につき50発ぐらいが限界で戦闘終了時に交換しないといけないらしい』
大護
『そうか、でもレーザー兵器はどうなんだ?』
公貴
『レーザーは大丈夫だドローン数機くらいならなんなく落とせるらしい』
大護
『なるほど防衛費GDP2%にしたかいがあったな』
公貴
『そろそろ馬尻島だ武田少佐の元に行こう』
俺たちは輸送機から降りて懐かしの馬尻島作戦室に入った。
武田
『織田と神中かよく戻った。これより二人には小笠原諸島沿岸の偵察任務についてもらう』
大護
『武田少佐移動距離が長すぎて基地に戻ってこれないと思うのですが』
武田
『大丈夫だ。いずもがもうすでに小笠原諸島沿岸まで出向している、二人はそのままいずも空母艦長豊臣聡一郎の指揮下に入ってもらう。すでに他のメンバーは搭乗済みだ』
大護
『わかりました。無人戦闘機ドールとともに出撃します』
武田
『間違っても戦闘はするなよあくまで偵察が任務だ』
大護
『はい!』
武田
『気をつけて行ってこい。以上だ!』
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