第1話 落神町統一計画

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綾「俺は、これ以上辛い思いをする人が増えない町にしたい。   誰もが安心して暮らせる町に。   そのために、統一したいんだ。   この町には、たくさんの暴走族があるし、暴力団もある。   話し合いだけじゃ解決しないこともあるだろう。   だから、俺にお前らの力を貸してくれ。」  ・・・  俺たちは、綾斗が頭を下げるという珍しい光景に静まり返った。 璃「はぁ~…   分かったよ。   お前がそこまでするんだ。   手を貸してやる。」  一番最初に沈黙を破ったのは、やっぱり、というべきか。  璃玖だった。 咲「そうだね。   俺も手を貸そう。   落神町の現状は、俺も問題だと感じていたからね。」 弥「まぁ、綾斗なら出来そうだよね。   僕も手を貸すよ。」 琉「俺もだ。   手を貸す。」  璃玖の言葉を皮切りに、礼音(常識人)を除いた3人が賛同する。 咲「礼音。   最後はお前だぞ。   どうする?」 礼「あーあ…   綾斗が頭下げた時点でこうなると思ってたよ…   仕方なく、仕方なくだよ。   お前らだけじゃ何やらかすもんか、分かったもんじゃないから、   俺も手を貸すよ。」  最後に、めっちゃ嫌そうに礼音が賛同した。  礼音はなんだかんだ言っても面倒見が良いからな。   綾「じゃあ、これから計画を話す。」
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