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映画は簡単に言うと恋愛映画。
だから当然、そういうシーンもある。
はやては私の真隣に座っていた。
手が触れそうで触れない距離。
でも、話が進みに連れ互いに近づいてきた。
テレビの画面では主人公を演じている可愛くて人気な女優さんと、今話題のイケメン俳優が触れ合っていた。
私は生唾を飲み込む。
ちらりと横目ではやてを観るが、はやては画面に釘付けになっている。
いつまでこのままなのだろうかと思っていたらあっという間に2時間は過ぎていた。
時刻は23時28分。
いい子は寝る時間。
映画が終わった。
「いやぁ〜中々良い映画だったねー」
私は身体を伸ばしながら言った。
「私これ結構すk…」
いつの間にか、はやてが私の唇を奪う。
「ねぇ、そろそろ寝ない?」
そう言うはやての顔はやはりいつもの笑顔を見せていなかった。
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