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??「ねぇ?桐原さん犯人はどーして足跡なんて残したんでしょうか?」
桐原蓮「さぁなぁ!!?俺にはわからねぇ!!?ただ犯人のその行動からかなりの自信を感じる事だけは確かだな?」
??「自信ですか?」
桐原蓮「あぁ俺には犯人が無能な警察連中を嘲笑ってる姿が目に浮かぶぜ!!?」
桐原蓮「そうでなきゃ…ただのバカだな?わざわざ事件の証拠になり得る足跡を残すなんざ捕まえてくれって言ってる様なもんだ!!?」
桐原蓮「それか…その足跡自体が偽装工作っていう可能性が考えられるわな?」
??「偽装工作?」女性はそう言うと…不思議そうな顔をして桐原を見詰める。
桐原蓮「あぁ…あえて自分の靴のサイズとは異なる靴を履いて民家に侵入し害者を殺害後…わざわざご丁寧に足跡を残したのかもしんねぇ…」
桐原蓮「いずれにせよ…どの線を追ったとしても足跡から犯人を特定すんのは骨が折れるだろうな?」桐原はそう言うと…タバコを灰皿に捨てて立ち上がる!!?
??「どっか行くんですか??」
桐原蓮「コンビニだよコンビニ!!?最近ちゃんと飯食って無かったからな!!?」数分後…扉がガチャンっと閉まる音が響き渡り桐原はコンビニへと歩き始めた。
この時…桐原は全てを悟っていたのかもしれない…自身の今までの行動と…今までやって来た事の無意味さに。だがそれでも引けなかったのはKHAKICROWNこそが妹を殺した…真の黒幕だったからだ。…そして桐原はこれから知って行く事になる。KHAKICROWNに翻弄された人々と…その周囲に渦巻く大きな闇を。時間をかけて知って行く事になるのである。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
END
桐原がKHAKICROWNの正体を追っていた頃…CLOUDSONICという犯罪グループが動き出した。そしてCROWNSONICのメンバーである少年たちが行った時計強盗は世間の注目を大きく集めた。それに呼応するようにKHAKICROWNの動画を視聴する者も増えていった。次週「CLOUDSONIC」「第3話へ続く」
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