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「月島さん」
自分の名前を呼ばれて、ハッと目覚める。
時計を見ると20分位しか経過してないのに何時間も熟睡したかのように感じた。
あたしはドアを半分開けて自分を呼んだ看護師のいる病室に向かった。
40代後半の医者が、あたしが看護師に渡した自己診断のチェック項目を眺めていた。
医者が、
『脳の損傷による物なのか精神的な物なのか現時点では解らないので、
脳外科の診断書を貰って来てください』
と言った。
あたしは元々病院嫌いだったから病院へ行くのを諦めた。
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