死霊の館

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あたしは倒れ込むように後部座席に乗り込んだ。  ほとんど寝てないので眠たい筈だが、奇妙に頭の芯は醒めていた。  あたしが初めて書いたシナリオのゲームを完成させたのは朝の4時であった。 心の中で、何度も 『万歳、万歳』 と叫んだ。 これからが本番である。  このゲームを商品化する為にはゲームのバグを見つけなければならない。  あたしはゲーム会社に就職して半年間、ゲームのバグ探しだった。 バグ探しには自信がある。  
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