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駐車場に出ると晋作が、
「でけえ!。
なあ、藍!これは何だ!!、何で動くんだ!!!」
「ガソリン、というものを燃やしてできた、ちからで車輪を動かします。」
「へえ。」
「間抜けズラしてないで入らんか。」
すっかり仲良しの斉藤君と晋作。
海月さんは
「吉田さんと入江さんと高杉さんは一番後ろで!
私と久坂さんは真ん中に乗ってください。」
ふふ、意外と稔麿が素直です。明日は槍でも降るんでしょうか。
斉藤君は一番前の席。
一番前には、色々な形をした、出っ張りが。
晋作が一番前だと触ってしまうからでしょう。
斎藤くんも、ほら、触りはしないものの、藍さんに質問攻めです。可哀想に。
でも、やっぱり、外国の力が入ってきてしまう世の中になってしまったのでしょうか。
隣に座る海月さんを見ると、
「どうしたんですか???」
「この国、この国の仕組みが…」
「そうですよね。」
「??」
「いつか聞かれると思ってました。
久坂さんは、この時代を見て、どう思いますか??」
「突然ですね。」
「いや、話す前に。私は、久坂玄瑞という人の生涯について、色々調べているんです。昔から幕末について興味を持っていて。」
「そうでしたか。」
「この国は______」
彼女は自由人だ。
話が噛み合っていないというか、言葉足らずというか・・・・
それでも彼女は精一杯教えてくれました。
たまにうるさい晋作の質問に答えつつ。
「海月!!、あのでけえのはなんだ!!」
「ビルと言います。」
後ろを見ると和紙よりもツルツルした本のようなものに、筆に似た未来の道具で書きつけているまじめな、九一がいます。
稔麿も海月さんに渡してもらっているようです。
海月さんはこちらを見ると、斉藤さんと僕にも同じものを渡しました。
「はいっ、久坂さん、斉藤さん!。
これは、自由に使っていい紙です。
メモ帳と言います。」
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