3武士を現代風にしてみせます!

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3武士を現代風にしてみせます!

「まず、吉田さん、入江さん、齋藤さんは髪型からです!」 はい! バトン変わって、 私、乾海月です!! テンション上がるんです。 なんてったって、歴史上の人物がこの味気なさげなシェアハウス生活をともにしてくれるのだから、うふふ・・・・・・・・・ってがらにもないことをここまでにして。 「なんで晋作と玄随はいいの?」 「皆さんの髪は今から腰の長さから、散切り頭にしていきます。」 「ねぇ、人の話聞く気ある?」 カチャ 「はいそこー!抜刀禁止! 刀はもう押入れの中に入れといてください!」 「藍の言う通り。 刀なんて持っていたら牢獄行きです。」 「君たちは武士のの魂を離せと。」 確かにね!たしかにそうだけどさ! この野郎! 「稔麿くん。郷に入っては郷に従えです。 牢獄行き担っては海月さんに迷惑です。」 「・・・なら俺は、預ける。」 九一さんは静かに私に刀を渡した。 九一さんの英国紳士のような行動にうっとりしつつ、押入れの中の金庫に風呂敷に包んで入れると、久坂さんと高杉さんの刀を同じように入れた。藍は斉藤さんと渋る吉田さんの刀を入れる。 「さあ気を取り直して散髪してきてください」 藍は美容専門学校に通っているため、3人をスタイリストする役目。 その間、私は久坂さんと高杉さんの話を聞いていた。 「ところで海月さん。我々については色々とご存知で?」 「はい一番有名なのは高杉さんですね~。」 「よっしゃー!!!!稔麿とかはどうなんだ?」 「吉田さんは、池田屋で殺される。そこしか知られていません。」 「「・・・・」」 「でも生きていれば総理大臣になったであろう男として知る人ぞ知る方です。」 「総理大臣とは?」 「将軍みたいなものですが国民に選ばれた人しかなれない職ですね~。 ちなみに初代は、伊藤博文、伊藤俊輔です。」 「あの俊輔が・・・」 「あいつでもなれるんだな。」 「最初の奥さんはこの中の妹さんです。」 ちょうどよく入江さんが帰ってくる。 「首が・・・」 「大丈夫です。似合っていますし慣れますよ。」 「で、誰の妹ですか?」 「なんの話だ?」 戸惑う入江さんに説明すると、 「俺の妹であれば容赦しない。」 「で、結局誰だ?」
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