1シェアハウス

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1シェアハウス

   「やっとおわったーーーーーーーーーーーーーー!。」 「煩い。」                ビュン!! 非常に危ない音とともに、肩に当たる寸前で止められた…木槍。 振り下ろした本人を見ると、くそっ、悔しいくらい整った顔で微笑んでいらっしゃる愛すべき親友の乾海月が木槍を構えている。 「勝利の雄叫びがー!」 「だから煩いって」 「今日くらい許してよ。」 「はぁ。君とのシェアハウス生活に不安が…。」 そうこの朝日が昇る清々しい朝、やっと徹夜で海月とのシェアハウスへの引っ越しが完了したのだ。いや徹夜なのは私だけだけど。 「大体海月は、本ばっかじゃん。」 「君みたいによくわからないぬいぐるみばっかよりはいいと思うけど。」 「どうせ幕末でしょ。歴女が。」              ビュン!! またもや木槍で攻撃しようとする。私も近くにおいてある海月の木刀を持つ。 そう。海月は、極度の歴女。で私は2,5次元の大ファン。 海月の荷物に木槍やら木刀やらあるのは、京都土産。 「黙れ限界オタク!」 「うるさい脳内歴女!」 「黙ってください。」 「はっうるsっ」             ドドン!!! 「今の音…」 「庭だね」 「…」 私達は静かにカーテンを引く。 覗いてみてしまった景色が・・・。
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