飛鳥(後)

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昨日は更新がなく申し訳ありませんでした。 うっかりしていた上、そんな日に限って一日バタバタしておりミスに気が付きませんでした。最終話まで二度とこのような事がないよう心がけます。 暫くの間、お詫びとして某所で呟いていたこぼれ話を公開します。 ※※※※※ 古琴って音響装置もなしに屋外の舞台で弾いて会場に音が届くものかな?とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、この作品では届くのです。 長春は庚申薔薇(コウシンバラ)の異名です。 松朔英丞相補。元は松ではなく柳と名付けていたのですが、柳(やなぎ)というより松(まつ)の方が本人のイメージに近いなと思い、途中で変更しました。 響きは柳の方がよかった気がするので、未だに名残惜しいのですが。 「佳境(三)」 馬上で干し柿を食べさせてもらうシーンは、推敲の際に思いついて差し込みました。 場面は現代でいう2月上旬くらいの季節。その辺りに生っている実をもいであげるのは恰好良いけど現実的でないし、柿ならうっすらとモデルにしている唐の時代にも食べられていたと思うので。 作中に出てきたものは現代でいうと1個1万円近くするような最高級品です。元気がないという青藍に何か食べさせようと、王様がわざわざ持ってきました。 佳境と言う言葉には「景色のよい所」という意味と、現在よく使われている「興味深い場面」「ある状況の頂点・最盛期」という意味があるので、第一章最後の話にちょうどいいと思い、サブタイトルに選びました。 「晩熟(中)」 BL小説なのに、毎晩寝台でおしゃべりだけして過ごすのって凄いですね。 大王、不能という訳では勿論ないのですが、今の青藍に手を出す気は全くないようです。欲は他で解消しています。 細身の中背だという燕秀ですが、身長は172cmです。 初登場時から少し伸びて現在165cmの青藍とは7cm差。 現代日本の男性平均身長=171cmなので、当時だと十分高身長では…?という気がしなくもないです。 「燕秀(五)」 驚きのあまり青藍が落とした茶杯へ咄嗟に手を伸ばした燕秀が 軽い火傷を負う場面を思いついたのですが、余分だなと思いやめました。 この時代、飲酒は〇歳からという決まりはありませんが、箱入りの青藍には機会がなかったんですね。 もしかしたら成人のお祝いに先輩方が奢ってくれたかもしれませんが、怪我でそれどころではなくなってしまいました。 青藍が好きだと言った笙という楽器は、鳳凰の姿を模しているそうです。 王が驚き呆れていたのは琴師なのに?というのもありますが、その辺りのことが脳裏を過ぎっていたのかもしれません。 お姫様抱っこで後宮退場の回です。 王様の台詞で「重畳」を使ってしまったのがちょっと納得出来ていなくて… 「何より」だと締まらないような気がしたんですが、畳??と思われる方もいらっしゃるだろうなと。中華ファンタジーを謳っていますが、この国には畳的なものが存在するのかもしれません…… 僥倖でもよかったのかなぁ…日本語って難しいですね。 しれっと直すかもしれません。 (こういう事に拘るから進みが遅いんですよね) 再々登場の王甥・玄くん。好物は栗です。 柔らかく茹でたものや栗入りのおかゆを与えるとご機嫌になります。 王姉が口にした「皇」という名は、王の諱(いみな・普通呼ぶことを許されない凄く特別な名前)です。姉とはいえ面と向かってこの名で呼ぶことはないと思いますが、青藍相手にマウントを取った形です。 字(あざな)は二人きりの時に青藍が呼ぶ「煌龍」ですね。これすら一平人である青藍には口にするのが恐れ多いので、泥酔している時でさえ側に人がいると必ず陛下と呼びます。 「嫌疑(四)」 普段キングorワイドキングサイズのロングベッド(イメージ)で寝てる王様には青藍にちょうどいい普通サイズベッドはどう考えても窮屈。 「嫌疑(六)」 今更ですが、馘首された…というのはクビになった…という意味です。 「飛鳥(中)」 王甥ちゃんは身長80cm前後だと思います。青藍の半分もない。かわいいですね 「飛鳥(後)」 ここまで来たら後は物語のまとめとお待ちかねの交合に向かって一直線です。 もう暫くお付き合いいただけますと幸いです。 ※※※※※
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