14人が本棚に入れています
本棚に追加
03 エリアン創作メモ 2023/08/10(木)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
プラナリアはどこを切っても再生する。
繁殖
有性生殖と無性生殖ができる。水質や水温などの生息環境が悪化すると、次第に腹部がくびれてきて2つに分裂してしまう。
再生能力について
プラナリアの再生能力は著しく、ナミウズムシの場合は前後に3つに切れば、頭部からは腹部以降が、尾部側からは頭部が、中央の断片からは前部の切り口から頭部、後部の切り口から尾部が再生される。このような、各部から残りの部分が正しい方向で再生されることを「極性がある」といい、具体的には何らかの物質の濃度勾配ではないかとされている。再生が秩序正しく行われるための体内の濃度勾配を司る遺伝子として、Nou-darake遺伝子が同定されている。
頭に切れ込みを入れて3等分にすれば、3つの頭を持つプラナリアに再生する。
ある学者がメスを使い100を超える断片になるまで滅多切りにしたが、その全片が再生して100を超えるプラナリアが再生したという逸話がある[5]。プラナリアが再生できる栄養環境さえあれば可能であるとされる。
トーマス・ハント・モーガンの実験では、遅延や不完全な再生はあったものの、279に分割された断片から再生したとされる[6]。
咽頭および目の前にあたる部分からは、それらが万能細胞を持たないため再生出来ない[6]。
切断実験をする際は、1週間前から絶食させておかないと、切断時に体内の消化液で自身の体を溶かしてしまい、絶命する[7]。
脳以外の部位に記憶が存在する
「プラナリアの頭部を切断して、尾部から再生させた個体に、切断前の記憶が残存している可能性」を示唆する実験結果が、タフツ大学のタル・ショムラット (Tal Shomrat) とマイケル・レヴィン (Michael Levin) によって報告されている[8][9]。
生息
プラナリアは日本中の川の上流に生息しており、石や枯葉などの裏に張り付いている。主にカゲロウの幼虫などの水生昆虫を餌としている。
また、アクアリウムなどでは、生き餌や水草などに付着したプラナリアが水槽内に侵入して大発生する事があり、好んで捕食する生物も少ないことから害虫として嫌われている。捕獲、除去には、体が柔らかくピンセットでつまむとちぎれることがあるので、筆を使って撫でるように取るとよい。また餌となるものを入れておびき寄せる捕獲器も市販されており、自作する者も居る。捕獲器に入ったものは得てして内部の水質悪化により短時間で死に至る場合が有るので、生態観察などを目的とする場合は速やかに取り出す必要がある。
最初のコメントを投稿しよう!