53 あきれた!

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53 あきれた!

 2024/06/22(土)9:30。  ゴミを出してきた。  先月、集合住宅内の一部分の小庭の剪定を依頼されていたので、古いアジサイを地際から全て切ったら、管理委員などから、陰でいろいろ文句が出たらしい。  今日見たら、地際から切ったアジサイの根元から、新芽が二十個くらい出ていたので、写真を撮った。(写真で見えるのは、大きな新芽で、切り株の周囲には、小さな新芽が出ている) 81a0dfc4-f998-4899-9a0c-427644856884  アジサイのような灌木やバラは、幹を切って新しい枝を伸ばし、幹や枝を新旧交代しないと、その上に伸びる枝が年々細くなり、最後は枯れる。  バラを育てる人はその事をよく知って、開花後に枝を切っていると思う。  また、樹木の性質に「頂芽優性」と言う性質があり、一番高く伸びた伸びた枝が、どんどん伸びて、他の枝が伸びないように、養分を独り占めするという性質がある。時が経つと、他の枝は枯れる。  つまり、樹木は全体として生きてはいない。他の枝を蹴散らしてでも、己の枝だけを伸ばそうとする。動物とはまったく異なる生態機能を持っている。  それが証拠には、挿木や接ぎ木で、樹木が増える。クローンである。  桜の苗木などは、そうした挿木に寄って増やされたクローンが多い。  さて、話をもどそう。  小庭のアジサイも幹が太くなって、年々伸びる枝が間延びし、今年は蔓のような細い枝先に花が咲き、雨が降ったら、いっせいに倒れていた。  いろいろ文句を言う輩は、こういう現状を見ずに、アジサイを地際から切ったその時だけの状況から文句を言う。「かわいそうに」と。  こういう輩は、このようにしない場合、最後に、アジサイが枯れるのを知らない。植物に関する無知識、無教養の者が管理委員だとか、プロの剪定業者を名乗っているのだから、なお呆れる。  今日 先週の土曜に業者が剪定した、ツツジの植え込みの刈り込み状況を見たが 直方体形の植え込みが、水平だった上面は、剪定後は歪んで傾き、側面は角がなくなって丸くなっていた。  業者は、いったい、刈り込みでツツジをどうする気なんだろう。 立方体形でもないし、楕円でもない。とても直方体形なんて呼べない。 かといって 自然樹形とも言えない。  ツツジを植えた当人は引っ越して現在居ないが、植えた当初、ツツジの植え込みは直方体形の形状にしていたし、そのように 刈り込んで剪定していた。  今回の剪定業者の、常識と知識と教養の無さに、呆れる結果だった。  また、このような作業を容認した、管理委員(剪定時のゴミをかたづけ作業していた)にも呆れる。委員という名ばかりで、何のために剪定に同席しているかも分からないのだろう。頭の程度が業者と同じで幼稚に思えた。  というのも、剪定業者が、水平または垂直に刈り込み剪定できないこと自体が異常だ。  読者の方たちも、垣根の側面の伸びた葉を、剪定鋏や、大きな刈り込み用の鋏で、 「全体的に垂直になるように切りなさい」  と言われたら、全体を見て、凸凹を調節し、垂直になるように切れると思う。  世の中、TVのケーブルを切断してそのままにした、05/27のリフォーム業者や、昨今の政治家のように、口先ばかりで責任も取らず、まともな事をしない者が多い。
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