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素早く、男に背を向けて
階段を駆け上がる。
??
「Hide and seek
愉しそうダナ…ククク…10、9、8…」
カウントダウンが始まった!?
は…はやく、どこかに…
階下から
「7、6、5…」
寝室のクローゼットなら、きっと…
アタシはベッドの下に隠れたけど
そのあと、寝室のクローゼットに隠れたっ
階下から
「4、3、2…クククッ、時間ダ…」
足音と気配が、まっすぐ
階段をのぼってきてる…
バンッ!
アタシ
イレーナ・ネフェルティア
「っ…」
勢いよくドアが開かれる音が聞こえて
アタシは泣きそうになりながら
震える両手で口元を隠し
静かにクローゼットの奥へ
座りながら後ずさるっ
??
「イレーナ、どこに隠れタ…?
ククク…ベッドの下カ??」
ベッドのシーツを
どかすような音が聞こえて
体がビクッとする…
アタシ
イレーナ・ネフェルティア
「っ…【泣」
クローゼットの奥で震えてると
気配がこちらに近づいてるのを感じる…
??
「ククク…ぁあ…ここか…ッ!」
クローゼットが勢いよく開かれて
アタシの体が飛び跳ねたっ
アタシ
イレーナ・ネフェルティア
「ひぃ!あっ…ぁ…あぁ…(泣」
怪人は目隠しを外して
こちらを、まっすぐに見てくるっ
??
「ミィツケタァ!」
アタシ
イレーナ・ネフェルティア
「きゃぁああああっ!」
全身から力が抜けて、目を閉じていた………
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