第8話 もう守られてばかりじゃない(7)★

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第8話 もう守られてばかりじゃない(7)★

「いいっ――ぜんぶ、俺んなかにだせよっ……」 「じゃあ遠慮なく……っ」  今日何度目かもわからない煽りを受け、陽翔は欲望のままに一番深いところに自身をねじ込む。そして、ドクンッという脈打ちとともに精を放った。 「……くっ」 「あ、ああぁぁ……ッ」  直後、智也もまた絶頂を迎えたようで、甲高い嬌声が上がった。  内壁がきゅうきゅうと収縮を繰り返す。最後の一滴まで搾り取られる感覚を味わいつつ、陽翔はたっぷりと己の欲望を注ぎ込んだ。 「ハルの、すげ……まだ出てる」  肩を大きく上下させて智也が呟く。若干の恥ずかしさを陽翔は覚えた。 「ご、ごめん、すごく気持ちよくって。……大丈夫? お腹、ヘンな感じしない?」 「平気だって。つーか腹んなか、あったかい感じして――ちょっとクセになりそうかも」  智也は体を弛緩しきって、体重を預けるように陽翔の胸板へ頬をすり寄せてくる。すると自身が抜け落ちて、先ほど出したものが溢れ出てくる感覚がした。 「……やべ、なんか出ちまった」
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