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「一生もんの傷、残しちまったな?」
イタズラっぽく笑ってみせると、陽翔は呆けたような表情になったのち頬を赤らめた。
「智也って、ときどきすごいこと言うよね」
「いや、本当のことだろ? せっかくハルに開けてもらったんだから、ちゃんとケアして塞がんないようにするし――ホール完成したら、今日のピアス付けるからな?」
「……もう、そういうとこズルいんだから」
陽翔は照れた様子で呟き、そっと智也の頬に触れてくる。
このあと、何だかんだでそういった雰囲気になってしまったのは言うまでもない。
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