終章 幸せをもう一度

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 一緒に暮らすようになってからも毎晩のように体を重ねている。最初は受け入れるだけで精一杯だったけれど、だんだん慣れてくると自分からもレオンに触れたくなってきた。  筋肉質の胸板だとかエルマの二倍はありそうな腕が好きだった。  レオンはレオンでエルマのやわらかな体が好きだと言う。  あちこち口に含んでは、軽く噛んだり吸ったりするから、このまま食べられてしまうのではないかと時々思う。 「どうしてそんなに吸うの」  胸にむしゃぶりついているレオンに聞いてみた。 「こんなうまそうなもんがあったら、食べたくなるに決まってる」  そのまま手が下腹に降りてきて、秘裂をなぞった。もう濡れているのが自分でもわかる。 「レオン、早く欲しい」 「まだだめだ。ゆっくり味わいたい」  レオンの唇が秘部に降りてきた。  体を固くして、エルマはその刺激に耐える。 「それ、しないで」 「好きだろう、いつも蕩けそうな顔してるくせに」  子を作るのには不必要な、ただ快楽のためだけの行為は逆に恥ずかしい。見られているだけでもいやなのに、口づけられるなんて耐えられない。
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