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私の名前は華崎唯香|(はなざきゆいか)。この暴威高校の一年生。私は入学初日から、この学区では超有名な暴走族、「黒龍」の総長である神波龍斗|(かんばりゅうと)に一目惚れをしてしまった。その日の放課後、私は一人で神波君の後をつけていた
その途中でもう一つの暴走族「艶」に襲われた。 ガッッ ゴン
硬いもので頭を殴られ、意識がもうろうとしてきたときに
「おい!大丈夫か」「今救急車呼んだから」と沢山の声が聞こえてきた。助けてくれたのはあの神波君とその仲間の人たちだった。声のもち主を確認した後、ついに意識を手放した。
「ん… ここは病院?…ザワザワ…なんか外が騒がしいな。」 ガラッ
「おっ!体調はどう?」
「俺は異世界から来た!」
「エビ食う?」
「えっ?えっ?だ、誰…?」
「お前ら一気に話しかけすぎな。戸惑ってるだろ。
いきなりごめんな。俺は神波龍斗。君は?」
「わ、私は華崎唯香です。」
「そうか。唯香、あそこで何をしていた。」
「ええっとですね。それはひみつです。
(あぁ跡つけてたとか言えないし一)」
「いきなりだが唯香。俺ら黒龍に入る気はないか?」
「えっ。な、何でですか?」
「俺らを恨んでいる艶に唯香はやられただろ。顔も割れてるし一人でいると次は何をしてくるかわからん。だから…」
「は、入ります。」
「ぷはっ。唯香って意外と物好きなんだな(笑)」
「な、そ、そんなに笑わなくてもいいじゃないですか。」
「あはは、クククク。今日からよろしくな唯香」
「はい。よろしくお願いします。皆さん」
「「「「よろしくな!唯香|(ちゃん)」」」」
つづく
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