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横になった大沼が、俺を目で誘う。俺は唾を飲みこみ、おそるおそるって感じで大沼のそこに当てたモノを、ゆっくり埋めていく。熱い内部が俺を包む。すげえ気持ちいい。あったかい。
「あ……っ、いいよ、もっと、大丈夫……」
せつなげな声。大沼の身体の横に置いた俺の腕を、ぎゅっとつかむ手。さらに深く、大沼と身体を繋ぎあわせていく。快感が背中を震わせる。
「き、清文、気持ちいい?」
ドギマギしながら訊くと、大沼は涙目で微笑んだ。まだまだ、清文って呼ぶのは照れる。
「うん、すっごい幸せだよ」
こんな時に、俺が好きな目尻が下がったとろけるような笑顔を見せられたら、もうどうしたらいいんだ、ってレベルに俺も幸せだ。
さっき大沼、胸いじられてむちゃくちゃ気持ちよさそうだったよな。入れてる時にさわったら、さらに気持ちよくなったりするのか? 俺は試しに、大沼の胸の突起を舐めた。
「あ、ああっ、いつきっ……!」
高くなる声。ひくつき、締めつけてくる内部。明らかに反応がよくなった。もっと気持ちよくしたくて、左は舌で、右は指で刺激する。
「ああ……すごいっ、いつき、いいっ……!」
せつなげな声。寄せられた眉、艶っぽい半開きの唇。完全に理性の飛んだ顔。俺のモノをきゅうきゅうと締めつけてくる内部。
感じてくれてるのが楽しくてつい調子こいて、胸を責めまくる。深く求めてきて、腰を揺らす大沼。
「あ、ダメ俺イク……!」
「イっていいから、樹も動いて」
大沼を傷つけたくないから、本当にそろそろと腰を振る。それだけでもすっげえ気持ちいい。
「樹、もっと……、もっと……」
荒い息。艶っぽい声。もっと聞いていたいけど、もう限界だ。
「うっ、ああ……も、イク……っ!」
「あっ……!」
俺は少し深く突くと同時にイった。それが刺激になったのか、ぎゅっと俺にしがみつく腕に力がこもり、大沼も吐情する。腹のあたりに生ぬるい感触。
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