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うぅーん…頭痛い。
『玲花、聞こえているか?』
知らない声。一体ここはどこだろう。なぜこんなに頭が痛むのだろう。
「うーん、ここどこ?いえー?」
「違う。ここは、うーん。名前などないが…強いて言うなら虚無という空間だな。」
虚無!?なにもないの!?虚無…?まるでっ。私のJC生活のようじゃない!
「まあまあ、お前は四輪車に突っ込まれ死んでしまった。」
へ?
「んなっ。なんでそんな人の死をかるくいうのっ?」
死んじゃったのか。ふぅーん。
「すぎたことであるし、お前のせいではない。くよくよする必要もないであろう」
「そーだけど!いきなりなんもないとこきてあんた死んだ。で、はいそーですかってなる?なんないでしょーが!ちょっとは時間ちょうだいよ、整理する時間。」
「ふむ………。人間とは不可解な物…。すでに受け入れておるのにな。」
「ええ…っと、どこに転生するのあたしは。」
「む?転生をお望みか。」
「うん。」
だって事故死してカミサマっぽい人いたらお決まりじゃないの?
「げーむせかい、というところへ転生…、が人気らしいが。玲花はどうする?」
なんだって?今,ゲーム世界と仰りましたね??
「ゲーム世界っ!?なんのゲームがあるの?」
「れーりりあ、というやつや、dead oneていうやつ、色々あるぞ。おそらくお前が知っているげーむ世界は全てあると思うぞ。」
「れっ、レーリリアだって?さい、わたし、っ!」
レーリリアは…生前って言えばいいのかな?私がドハマりしたゲーム
(VRMMO)だ!
「言いたいことがたくさんある時は…一斉に言うでない!レーリリアが良いのかな?なら今からでも転生を…」
「今から?わかった。けど、役職とかそーゆーのはどうするの?」
「ここで決めるか…。えーっと…コレだ.[ゲーム世界に転生したいというゲー中のためのわっかりやすいマニュアル③]コレを読んでやってくれ。」
え…っと、③?ゲー中って馬鹿にしてませんか?いやまぁ,ゲーム以外に楽しみがこれと言ってなかったあたしが胸張ってゲー中じゃないとは言えないんだけど。面と向かって書かれると腹立つのはなんでかなー。
レーリリアにある役職かぁ。いっぱいあるけど、やっぱあたしは神官と魔導師の兼任かな。神官で前衛で戦いつつ自己回復!あたしだったら敵に回したくないね。で、パブとかもかけれるからMPとかがほぼ無限?の魔導師…。
うわぁ、絶対的に回したくないわ。だるすぎるでしょ?でもコレ自分だからいいよね…っ、だって強敵に立ち向かいたい!ってやつもいるだろうし。それに兼任って二つのレベ上げしなきゃいけないから結構…ハードル高いと思うんだよね。
そもそも、魔法で強いの(語彙力は?)使えないと、パブかけても………だし。
レベル上げられるとこまで上げて………。ブツクサ
「………集中しているところを邪魔するのは申し訳ないのだが、そろそろ決めていただきたい」
「っあ!すいません。えっと魔導師と神官でお願いします」
「二つか。珍しいな。わかった、ではな!」
えっ、なんかあっさりしてない…?思ったけどさ、カミサマ、なんか軽くない?………まあ何人も見てるんだろうけどさ!、でも、なんか‥あっさりしてる!
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