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過去
【郡 玲花の前世録】
玲花の過去は濃い。彼女は、毒親と呼ばれる母親に育てられていた。
そのため、非常に自己肯定感が低くいつも自分を責めてばかりいた。自分がいなければ…今死んでしまえば…産まれてこなければ…。そういうふうな考えをいつもしていたため、無口であった。喋ったら、時間をとらせてしまうしどーでもいいしそもそも私のいうことなんか聞いちゃくれない、と考えるからである。「無口な子は好かれない。」それは小学校でも中学校でもそうだった。
小1の頃から、「郡さんはしゃべんないからつまんなーい。」と、グループの隅に追いやられいつもペア作る時なんかは一人残ってしまって先生と、というのが普通だった。
もちろん家に帰れば、毒親こと母親がいる。
「帰ってこなくてよかったのに。」
それを毎回、家に帰ってきたたんびに言われるもんだからたまっちゃいない。
文葉は、幼い頃から空気を読まざるをえない環境にいたため、ものすごく空気を読んでしまう。そのため、この人は今どんな気持ちで話しかけていいのかダメなのか、近寄っていいのか、など瞬時に判断する能力があった。
そのため、常に怯えることになってしまうがそれはまた別の報告書で書かせていただくことにする。
(これを書いている現時刻は夜中の二時二十三分である。徹夜)
玲花は耐え切れず(毒親に)一度家でしたことがあった。その時は、、、見捨てられた。
そのまま家出し続け、とある人にあった。お金も尽きそう、そろそろヤバい、そう思った時に思いがけない人にあった。
………警官だった。
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