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夏の夜空に浮かぶ星空
見上げながら
たくさんの星が煌めいて
手を伸ばしてみたりして
不意に思い出す
濃紺の空から
ふわりと舞う淡雪を
まるで
星が降ってきたみたいで
傘をしまって
吸ってはいての
呼吸の形をみながら
なんだか泣いてしまった日を
誰にも悟られたくない涙がある
ふれられたくない場所がある
悔しいのか悲しいのか
題名のない涙が
夏のように熱く
頬をつたう感覚を思い出す
乗り越えられてきた
その事実だけが
あるから良くて
あるから焦って
いくつ乗り越えたら
きっと毎日、毎日
小さなことを
実は乗りきりながらで
その場しのぎかもしれない
本当の壁はみえすぎて
うんざりするくらいで
立ち行かない現状には
抗わずに休憩のSOS
休んでいいんだよな
立ち止まると
二度と気持ちが
進まなさそうで
今までが無になりそうで
それでも迂回路なんてのが
ある日ぽんっと出てきて
一気に視界が開ける日がくる
あなたが信じてくれる
あなたを信じられる
何度も
なんども
あなたのそばに
ふわりと舞う淡雪になりたい
とけて失くならない
魔法の淡雪に
いとおしい
そんな気持ちで
舞いながら
そっと
いたいと願う
夏には夜空の星を数えよう
春には桜の下でわらおう
秋には月を見上げながら
冬には濃紺の空に包まれよう
季節はめぐる
どんな季節でも
あなたと心ごと
手を繋いでいたい
まだまだ見たい景色がある
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