第3章 放浪者

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   『魔法と魔獣討伐』  俺は、ルルについて草原を少し歩いた時に、ルルのお腹から「グー」という音が聞えた。 「はは。ルル、此処で食事にしよう。」  そう言って俺はバックの中から菓子パン類とお茶のペットボトルを出してルルと一緒に食事した。 「美味しい。こんな美味しいパンは生まれて初めて食べたわ。お茶も美味しいわ。」 「はい。もっと食べていいよ。」 「いえ。まだ民家に近づけないから大切に食べましょう。」  ルルは、今後に備えて食料を食い延ばすつもりの様で俺も賛成した。 空は青く空気は美味しい。  異世界は本当に素敵なところだ。  あのくそ王女に会わなければ、素敵な異世界旅行だと俺は思っていた。
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