第2章 只より高い物はない

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 オルレアン子爵の指示で、俺は美人の王女様の前で跪いて頭を下げていたが、王女様から声を掛けられた。 「私はフルトニア王国の第1王女のマリアです。ようこそ我がフルトニア王国に来てくれました。歓迎いたします。勇者候補生殿。では魔力測定を致します。後はオルレアン子爵の指示に従って下さい。」 「あの聞いて宜しいでしょうか。私は何故勇者候補生なのでしょうか。私は異世界旅行に行きませんか。とスマホに表示されていたので、異世界に旅行に行けると思い喜んでいたのですよ。勇者候補生と言われて驚いています。異世界旅行をさせて下さい。」 「はい。はい。でも貴方はこの異世界に旅行出来たのでは有りませんか。移転装置の使用代金も請求していないのです。貴女が勇者として魔王を倒してくれれば、この世界を我がフルトニア王国が旅行させてあげます。」 「良いですね。とにかくこの世界では、魔力が無いと人間として認められません。とにかく魔力測定して下さい。強力な魔力保持者ならば、フルトニア王国は大歓迎です。」
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