第2章 只より高い物はない

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 この様子を見ていたマリア王女様が、当然のごとくお怒りになる。 「オルレアン侯爵。これは如何したのか。魔力が無いとは。おまけに魔力属性も無色で無し。こんなカスを召喚する為に魔法使いに高い金を払ったのか。早急にもう一度勇者召喚をせよ。」 「今度は高魔力保持者だぞ。そして容姿もこんなブ男でなくイケメンにせよ。異世界人は、高魔力保持者と思い我慢していたのだ。こんなブ男の無能者は早く城内いやこの王都から追放せよ。」 「私は慈悲深い。この場で殺さず野原で野垂れ死ぬが良い。荷物は持たせてやる。オルレアン子爵、早く衛兵にこ奴を王都から追放せよ。」 「はい。マリア王女様。御命令の通りにいたします。衛兵。早くこの無能の憮男を王都から追放せよ。」 「はい。」と控えていた衛兵は、俺を連れて行く。
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