愛情…種類?

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思わない?と言われても…心で思うのとカラダで感じるのは違うこともあるよね。 藤司は、恥ずかしそうに振切らないから…と言ったけど、私にはよく分からない。 分かるのは、藤司が触れると自分がこんなにも熱くなるということだけだ…最初からだよ… 彼は体を起こさず、腕に閉じ込め、密着したまま私の中へと進む。これが…もうこのままでもいいよ、と思うくらい気持ちいい。心ごと丸ごと包み込まれて、本当に気持ちがいい。心地よくって安心できる… チュッ…クチュ… 「ひゃ…っ…っ…ぅ…」 私を抱え込んだまま、耳にキスをし軽く舌を差し込んだ藤司は、これが合図だという風に腰を動かし始める。耳たぶを甘噛みしながら… そして彼の右手が私の左足を探るように動いたかと思うと、その足を自分の腰へ巻き付ける。 「ぅん…ぁ……」 交わる角度が変わった刺激に音が漏れた私のヒップは、足を巻き付けたことによって片方上がり気味になっているわけで…そのヒップで彼の大きな手が自在に動く。 それから彼はそのヒップを支えたまま、私ごと体勢を横にした。更に、巻き付けたままの左足の膝裏に腕を通してぐいっと曲げて肩の方へ上げられると…すごい密着度に二人の熱い吐息が重なった。
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