愛情…種類?

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シャワーを終えて、下着姿で髪を乾かし、モックネックTシャツを着たところで… カチャ… 「あ、おかえり、いらっしゃい…ちょっと待ってね」 「セクシーな出迎えだな、和花」 藤司は真っすぐ私のところにくると、ショーツだけのヒップを撫でた。 「もーそれどころか、ここ見て。赤いのいくつあるの?」 「数える?足、開いて立って」 「ヤダ…ほら、舐めた……キリがないって」 「うん、ひとつだけ」 キューッ…彼はTシャツの裾をまくって、ショーツのすぐ上のお腹に真っ赤な華を咲かせた。 「上手だね…」 「和花の肌が白くて柔らかいから付きやすいんだろ」 「藤司調べ?」 と返しながら、てれっとした素材のパンツに足を通す。 「ヤキモチか?残念ながら俺調べってほどデータがない」 「ふーん…イケメンの彼女事情は分からないなぁ…ケンちゃんもあんなこと言ってたし…」 「俺は付き合ったことあるけど、吸い付きたくなるのは和花が最初で最後。ケンちゃんって、いくつ?」 「ふたつ上」 「イケメンの31…草食系っていうやつか」 「そうなる?藤司とは違うタイプだね」 話をしながら、ペタペタと簡単にメイクをする。 「和花も草食系ではないな」 「うーん…なんとか系ってあんまり嬉しくないね。藤司は藤司、私は私ってことで…これでいいか。出来た」 「今日も可愛い」 ぐいっと腰に手を回して私を引き寄せると、もう片方の手を首筋から頬に添えてキスをする…軽く塗ったリップグロスの意味が無くなる瞬間だ。
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