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次の日も、私はルキの育成を続けた。
「じゃあルキ、問題です。女の子が疲れた、もう何もしたくない、と言いました。あなたは何と言いますか?」
「え~っと、共感するんだから……俺も疲れた、俺も何もしたくないって言う」
「ブブー! 残念でした~! それは共感とはいいません」
「じゃあ、どうすればいいんだ?」
「疲れたね。代わりに俺がこれをやるよ、って助けてあげるの」
「なるほど~」
ふふふ……
私はルキへの教育を続けていった。
ルキは外見も中身も、だいぶん私好みになってきた。
* * * * *
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