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ある日のこと。
お昼休み、ほんの気まぐれで、いつもは行かない公園に行って、買ってきたお弁当を食べることにした。
俺がベンチを見つけて座ろうとすると、そこには、どこかで見たことがある女性が座っていた。
!!
真由美さんだ!!
まさかこんなところで悪魔に会うなんて……
俺は話しかけた。
「あ……あの……、真由美さんですよね?」
真由美さんは顔を上げた。
悪魔、いや、真由美さんの目が大きく見開いていく……
「ルキ?!」
真由美さんは、この公園の近くで働いているOLだった。
俺も真由美さんも気が動転していた。
俺たちは傍から見て、きっとおかしな二人に見られていたに違いない。
真由美さんは、結局のところ、ただの人間だった。
俺たちは連絡先を交換し合った。
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